徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2021-01-01から1年間の記事一覧

死後の地獄とは荒廃した箱庭〔ぶつ森〕のこと

「どうぶつの森」というゲームをご存知だろうか?箱庭療法をゲーム化したようなシステムで、あつ森であれば自分で島を好きなようにカスタマイズして、自分だけの世界(箱庭)を作って楽しむゲームである。木を植えたり建物を建てたり、マインクラフトとかもそ…

コロナと承認欲求

別にコロナに限らず、街で遭遇する歩きスマホや電車内で遭遇するトナラーや飲食店で遭遇するクチャラー、意味不明なポエムを語る政治家や上司、俗に毒親と言われる人達に共通するのは、彼等が承認欲求を生きがいにしてると言うことだ。ブラック企業の経営者…

「姑息なこと」を「かっこいいこと」と考える人間が増えた

トナラーがそうだし、中抜きとかもその類だろう。麻生大臣がオリンピックが「開催されてよかった」という意見に対し「俺の思った通りだよ」と発言して悦に浸っていたそうだが、これだけ中抜きと感染拡大の犠牲の上に成り立った不要不急のお祭りを、恥じるこ…

アドバイスはいかなる場合でもアド・バイアスである

会社で「相談があるんですけど〜」と上司に言ってる女がいたらそれはただの告げ口か女の側からの不倫の誘い以外何もないというのが相場だ。そもそも人に相談して、いいアドバイスが得られて人生が好転した人なんてこの世に一人でもいるのだろうか?自分の感…

仕事で(職場で)承認欲求を満たそうとする人間はクズである

そう考えると、趣味やSNSで承認欲求を満たそうとするのはとても健全な精神と言っていいだろう。インスタ蝿やSNS依存症といった人間ですら、他人に迷惑をかける度合いは仕事で承認欲求を満たそうとする輩よりは遥かに少なく、健全だ。僕の会社でも、頭の悪い…

悩みはブログに書くことで消える

ブログとはかくも偉大なもので、これが日記であっても多少なりともその効果はあるのだが、ブログは他人に公開する分、文章の構成や表現に対して多少なりとも頭を使うから、日記ほど散文的にもならず、かといって日常生活における他人のやりとりほど面倒なこ…

開会式の作曲家の過去のいじめについて

見ていて思うのは、そこまでして開会式の曲を発表したいのかということだ。確かにそれは開会式の中継を通して、世界中の人にリアルタイムで聴いて貰えるが、それは同時に、過去の自分がやった障害者の人へのひどいいじめが、世界中に拡散されることをも意味…

正気でいるためにブログを書く

「現代は悪徳の創造という点において、天才的な時代である」と、2000年前にセネカは記したが、現代のことをよく表してる教えである。街でも職場でもテレビをつけても、これでもかというほど次々と新しい悪徳が量産され、よくもまあそれだけ沢山のスタイルの…

共働きしてまで稼いだ金を何に使うのだろう?

共働きしないと生活できないというが、共働きしないせいで飢え死にした人の話なんて聞いたことがない。飢え死にしないのをいいことに子供がいるのに夫と別れて勝手に貧困に苦しんでるシングルマザーの話ならよく聞くが、徳があれば貧困は別に辛いことでも恥…

フェミニストは優しい童話や小説を書いたらどうだろう。知性も教養もないから無理か

絵本「ピーターラビット」の原作者の女性が生きてたビクトリア朝時代、イギリスでは女性は参政権もなく、社会的にひどく抑圧され差別されていたようだ。しかし、その抑圧があったからこそ世界中に広がる文学作品が生まれたと考えるなら、差別もまんざら捨て…

映画「ピーターラビット2〜バーナバスの誘惑〜」は映画史に残る名作※ネタバレを含みます

先日、映画「ピーターラビット2」を観てきたが非常に素晴らしい映画であった。前作からして型に囚われないそれでいて王道を大きく外れることもない、モラルとユーモアとスリルとロマンスが程よいバランスで織り交ぜられた素晴らしい作風だったが、「2」では…

バカであることが仕事である人達

動物がおバカな行為をする様子が可愛らしいyoutubeの動画がある。子猫やペンギンのおマヌケな姿が愛らしく見ていると癒される。 同じバカでもいい歳をした人間のそれは全く愛らしくなどなく見苦しく周囲にストレスと害悪を振り撒く。街で、職場で、通勤電車…

1兆6000億円は養鶏業者にあげるべきだった

東京オリンピック・パラリンピックにこれまでかかった費用が、1兆6000億円くらいらしい。巨大な便器の建設と後はほとんど中抜きに次ぐ中抜きに使い込まれたそうだ。中抜きしてお金を得た人は何に使うのだろう?車を買い替えたり、家のローンを一気に返済した…

承認欲求は人生を蝕む麻薬

学校でのいじめや会社でのパワハラ、毒親から子供への抑圧などは、加害する側の承認欲求が原因である場合が極めて多い。この承認欲求というのがまた厄介で、「人に認められたい、チヤホヤされたい」という動機をモチベーションに何かを頑張るのは一般に何か…

信念のない奴は人間じゃない

信念のない奴が随分増えたように思う。承認欲求だけで生きてるからそうなるのだろう。電車内のトナラーとか、金融機関に働きかけて飲食店を脅す大臣とか、自分は会食を満喫しながら物凄く勇ましい(と自分で思っている)喋り方で緊急事態宣言を発令する首相と…

バカじゃなければ西村大臣じゃないだろう

「酒の提供を続ける飲食店に対して金融機関への働きかけを要請する」 まず、この発言の意味がわからない。「何故そんなことを言ってるのか分からない」ではなく「何を言ってるか日本語として意味が通っていない」のである。意味が通じるようにするなら、「酒…

精神病の患者は通勤電車にいくらでも現れる

精神医学の勉強をしたいなら、通勤電車で異常者を観察するだけで充分である。例えば、今僕の目の前にはハイボール缶を片手にスマホをポチポチ楽しそうにいじっているキモいオッサンがいる。カッパのように口元が突き出ていて気持ち悪いから一口飲む毎にマス…

社会進出した正社員の女のする仕事はバイト以下

「夫の家事はバイトレベル。2時間くらいのレジ打ちはできるけど、仕入れ、企画立案はできない。」 上の文章がツイッターで話題だが、男が家事を片手間にやるのは、女が仕事を片手間にやるようなものなので仕方ない。そもそも男は家事のような誰かの世話をす…

面接官「趣味は何ですか」ぼく「哲学です」

読書やアニメ鑑賞、映画鑑賞が趣味として認められるなら、哲学することが趣味として認められていけない訳があるまい。実際に、かの偉大な哲学者であるセネカも、哲学をすることのないものは病んでいると言っている。それくらい、2000年前の人間にとって当た…

日記からの抜粋…自分の機嫌には自分で責任を

幸福を自分自身に依存できない人間は、結局欲望に歯止めを効かせることができない…なぜなら他人の責任に機嫌が左右されてるから。 気分は常に気紛れで、他人の一挙一動一言一句に落ち着きなく反応し、それが自分の幸福を約束してくれそうな内容なら舞い上が…

人の欲を煽るスピリチュアルの偉い人は例外なくゴミである

「あなたの中に眠る潜在能力を活用して」「感謝の気持ちを持って」「お金は有り余るほど出てくる」「神様を味方につける」「あの世が教えてくれたこと」「量子力学が明かすあの世の法則」「感謝すれば癌は消える」「人生を思い通りにする魔法の『ありがとう…

いくらでも侮辱するといい。いくらでも記事にしよう。

ブロガーの心構えである。賢者は侮辱されることがないのと同じ理屈で、ブロガーも侮辱されることはない。何故なら侮辱されたと感じるのは、自分の価値観を他者の評判に委ねる女々しい心から生まれるものだからで、哲学者たるブロガーはそんなものに無縁なの…

職場の「リアクション芸人」達に思うこと

他人の噂話にいちいち騒ぎ立てて、「マジで?」といい歳をしてみっともない言葉を使って盛大なリアクションを取るおばさん達。何も具体的な指示を出せない癖に、部下の仕事にいちいち「それでいいのか」などと勿体ぶったリアクションをとるおっさん達。彼等…

「一つのことに集中できない」のは健常なのだろうか?

発達障害の特徴の一つに、「特定の分野に異様なまでの集中力を発揮する」というのがあるそうだが、逆に、何か一つのことにも集中力を発揮できない人間が、他のことに集中力を発揮できるのだろうかと、疑問になる。 仕事ではマルチタスクが要求されると言うが…

不幸な人間の特徴

日記からの引用なので少し文章が短いです。 ーーーー怠慢は留まる所を知らず、そのうえ欲望も留まる所を知らない。高潔さと謙虚さを兼ね備えている人間がいる一方で、怠慢と強欲を並立させるという恥ずべき魂の持ち主が溢れているのは面白いことだ…。彼らは…

「他人事」と捉える人は頭が悪い

この世に本当の意味で「他人事」と言えることは、実際には存在しない。どんなことも思考の力で捉え、自分の中で再現して考えられるし、何事も理性(ロゴス)に照らし合わせて熟慮した上で、行動するのが人間の自然の姿だ。自然はロゴスに従って営まれている。…

何事も「他人事」と捉えることの弊害

「うちの子は発達障害だから〜」とか、「同じ職場の彼は発達障害だから〜」とか言う人達は、その当人に関心がなく、自分の子育てや仕事を他人事だと思っている。上の言葉の続きは「だから私は悪くない。だから私には関係がない」という単なる怠慢と利己主義…

コロナで騒ぐのは、所詮は「他人事」だと思っているから

別に医療従事者を悪く言うつもりはない。ただ、彼等が老い先の短い老人達の寿命が1年や2年縮みそうなのを、必死になって引き伸ばすことに、どれほどの価値があるというのだろうか。別に1年寿命が伸びたからと言って、老人はその分立派になる訳でも、生前の悪…

自分で自分を信頼すれば、人の評判はさほど気にならない

「彼は信用ができない」と会社のぶくぶく太ったタヌキ面の上司に言われたことがある。その言葉も信念に基づいたものであれば謹んで受け取ろうと思うのだが、信念も矜持も何もない人ほど、ドラマの影響か漫画の引用かでこういったセリフを言いたがる。コロナ…

セネカが語る、賢者を目指す者の誓い

セネカ「幸福な生について(岩波文庫)」20章3-5節 自分は、死に直面した時も、死の話を聞くときと変わらぬ(平静な)顔で死を見つめよう。 自分は苦難を、それがどれほど大きなものであろうと、精神で肉体を支えつつ受け入れよう。 自分は富を、それがあると…