徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人の欲を煽るスピリチュアルの偉い人は例外なくゴミである

「あなたの中に眠る潜在能力を活用して」「感謝の気持ちを持って」「お金は有り余るほど出てくる」「神様を味方につける」「あの世が教えてくれたこと」「量子力学が明かすあの世の法則」「感謝すれば癌は消える」「人生を思い通りにする魔法の『ありがとう…

いくらでも侮辱するといい。いくらでも記事にしよう。

ブロガーの心構えである。賢者は侮辱されることがないのと同じ理屈で、ブロガーも侮辱されることはない。何故なら侮辱されたと感じるのは、自分の価値観を他者の評判に委ねる女々しい心から生まれるものだからで、哲学者たるブロガーはそんなものに無縁なの…

職場の「リアクション芸人」達に思うこと

他人の噂話にいちいち騒ぎ立てて、「マジで?」といい歳をしてみっともない言葉を使って盛大なリアクションを取るおばさん達。何も具体的な指示を出せない癖に、部下の仕事にいちいち「それでいいのか」などと勿体ぶったリアクションをとるおっさん達。彼等…

「一つのことに集中できない」のは健常なのだろうか?

発達障害の特徴の一つに、「特定の分野に異様なまでの集中力を発揮する」というのがあるそうだが、逆に、何か一つのことにも集中力を発揮できない人間が、他のことに集中力を発揮できるのだろうかと、疑問になる。 仕事ではマルチタスクが要求されると言うが…

不幸な人間の特徴

日記からの引用なので少し文章が短いです。 ーーーー怠慢は留まる所を知らず、そのうえ欲望も留まる所を知らない。高潔さと謙虚さを兼ね備えている人間がいる一方で、怠慢と強欲を並立させるという恥ずべき魂の持ち主が溢れているのは面白いことだ…。彼らは…

「他人事」と捉える人は頭が悪い

この世に本当の意味で「他人事」と言えることは、実際には存在しない。どんなことも思考の力で捉え、自分の中で再現して考えられるし、何事も理性(ロゴス)に照らし合わせて熟慮した上で、行動するのが人間の自然の姿だ。自然はロゴスに従って営まれている。…

何事も「他人事」と捉えることの弊害

「うちの子は発達障害だから〜」とか、「同じ職場の彼は発達障害だから〜」とか言う人達は、その当人に関心がなく、自分の子育てや仕事を他人事だと思っている。上の言葉の続きは「だから私は悪くない。だから私には関係がない」という単なる怠慢と利己主義…

コロナで騒ぐのは、所詮は「他人事」だと思っているから

別に医療従事者を悪く言うつもりはない。ただ、彼等が老い先の短い老人達の寿命が1年や2年縮みそうなのを、必死になって引き伸ばすことに、どれほどの価値があるというのだろうか。別に1年寿命が伸びたからと言って、老人はその分立派になる訳でも、生前の悪…

自分で自分を信頼すれば、人の評判はさほど気にならない

「彼は信用ができない」と会社のぶくぶく太ったタヌキ面の上司に言われたことがある。その言葉も信念に基づいたものであれば謹んで受け取ろうと思うのだが、信念も矜持も何もない人ほど、ドラマの影響か漫画の引用かでこういったセリフを言いたがる。コロナ…

セネカが語る、賢者を目指す者の誓い

セネカ「幸福な生について(岩波文庫)」20章3-5節 自分は、死に直面した時も、死の話を聞くときと変わらぬ(平静な)顔で死を見つめよう。 自分は苦難を、それがどれほど大きなものであろうと、精神で肉体を支えつつ受け入れよう。 自分は富を、それがあると…

何もしてない人間ほど、大きな物音を立てる

カフェで周囲に響き渡るほどの大きな音でキーボードをバッチンバッチン鳴らしてる人がいたら、彼のパソコン画面を覗き込んでみるといい。難解なプログラミング言語でさぞかし複雑なコードを書いているかと思いきや、大抵やってることはネットサーフィンか、…