徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

利他という言葉の気持ち悪さ

別にシルバーバーチを悪く言うつもりはないが、「利他」という言葉はやはり気持ちが悪い。利己主義を克服するというと聞こえがいいのに、利他的に生きるという言葉は非常に胡散臭くて気持ち悪い。自己犠牲を強いてやりがいを搾取するブラック企業のように、…

ウクライナ危機であぶり出される、「信念のない目立ちたがり屋」

「ウクライナが譲歩して降伏すべき」 「プーチンにも『正義』がある」 「宇宙から見たら、国境なんてなかった」 「暗殺ってね、意味ないんですよ。すぐ衛兵に殺されるから」 恥ずべき言葉を書き写すだけでも気分が憂鬱になる。ましてやそれを発した人間の名…

哲学者ピタゴラスの思想~時間、教養の大切さ~

こんな顔か…? ピタゴラスというと、哲学者というよりは数学者というイメージを持つ人が多いだろう。しかし、彼の教えや生き方について詳しく書かれた本を読むと、やはり数学者というよりは哲学者である。下の本は哲学者の伝記にしては非常に読みやすく文体…

仕事してると、仕事してないと思われる

大体職場で「あの人は仕事できるね〜」と言われるのは声や動作が大げさだったり、無駄に駆け回ったり忙しい「フリ」をしている人間で、黙々と淡々と着実に仕事をこなしていると、「あの人何してるの?仕事してないでしょ」なんて言われたりする。 そもそもそ…