徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

精神病の患者は通勤電車にいくらでも現れる

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 精神医学の勉強をしたいなら、通勤電車で異常者を観察するだけで充分である。例えば、今僕の目の前にはハイボール缶を片手にスマホをポチポチ楽しそうにいじっているキモいオッサンがいる。カッパのように口元が突き出ていて気持ち悪いから一口飲む毎にマスクをし直して欲しいものだが、だらしなく薄汚い口元を「どうだ、この俺のダンディーで若々しいハンサム顔は」とでも言うようにいつまでもいつまでもさらけ出している。猥褻物陳列罪で捕まらないのが不思議だ。

 

 車内放送でクソどうでもいいことをドヤ顔で語る車掌も異常者としか思えない。「医療関係者の皆様、ありがとうごさいます」という一銭にもならない誰の役にも立たないどうでもいいことを車内放送を使って偉そうに押し付けがましくお説教でもするかのように述べるのである。何らかのトラウマが原因で自己顕示欲が過大に成長してしまったのか、殿様商売の体質がそんな人間を産むのかは不明だが、車内放送が自己実現の手段とは、何とも惨めな生き物である。

 

 また、とあるおっさんは短い足を組んで必死に前に突き出し、少しでも通過する人の邪魔になるよう必死の努力をしているが、そんなことをしても短い足が長くなることはないし、逆に知性の短さと惨めさを示すばかりなので、早急に引っ込めることをお勧めしたい。

 

 中高年でみっともなく黒のウレタンマスクをしてるメガネのメタボ体型の異常者も頻出する。彼等は若者ぶってるつもりなのか自分は許されると思ってるのか分からないが、脳腫瘍か何かで知能が幼児レベルにまで退行してしまったのかも知れない。マトモな知性をしていれば、とても黒のウレタンマスクなどというみっともない格好はしていられないだろうに。因みに、今足を組んでるおっさんは白のウレタンマスクである。男の癖にウレタンマスクをしてる奴には異常者しかいないのだろう。

 

 また、空いているのに何故か隣に座ってくるトナラーと呼ばれる人達や、異様にこちらを向いて接近したり仁王立ちする人達、ドアの横から体を内側に向けて、7人掛けシートの端の人を覗き込むような体勢で立ってくる異常者もとても多い。これは、単に無神経とか変質者というのではなく、おそらく何らかの宗教的ともいえる確信や信念を持ってそのようなキチガイの役を買って出ているのだろうと考えざるを得ない。コロナでソーシャルディスタンスが叫ばれるこのご時世になってまでトナラーであるというのは、ある種の信念がないと続けられないだろう。その信念はどんな立派な理想に向かっているのか、一度インタビューでもしてみたいものだ。

 

 そして、白のウレタンマスクで足を組んでる汚い顔のオッサンが今度は漫画「進撃の巨人」を読み始めた。哲学書でも読むなら褒めてやろうと思ったが、いい年をしたおっさんが読む本が「進撃の巨人」とは何とも情けない。職場の若い女の子が好きだとでも言っていたのだろうか。いずれにせよ、電車内で足を組むような人間に相応しく、知性が感じられない、幼稚で低脳な読書である。こんな人間が社会の役に立つようなことは何もなく、職場でも仕事してるフリをして若い人や立場の弱い人を恫喝して、自分の立ち位置を必死で確保しているタイプの人間だろう。電車内での振る舞いを見れば、その人がどんな風に働いているか大体想像がつく。電車内でみっともない人は、やはり職場でもみっともない働き方をする。そんな人間でもクビにならずに「健常者」として莫大な給料を貰うのが珍しくないのがこの世の中だ。むしろ発達気味の人は繊細だから、簡単に人に近寄らないし、人にぶつかるのが嫌だから足は組まないし、ダサいウレタンマスクなんかは避けるのである。ファッションに関心がない発達の人のほうが、マスクに関しては遥かにセンスがあるから不思議なものだ。