徒然なる哲学日記

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日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

商品リンクはブログの景観を損う

シュタイナー 社会問題の核心

シュタイナー 社会問題の核心

 

 脱社畜を目指して久しぶりにブログを書いたはいいものの、ブログのアソシエイトで食っていくことは相当難しいのだろう。このブログの収益は未だにゼロだ。もっとも、30記事も投稿されていないし半年近く放置してるし殆どスマホで書いてるから見にくいことこの上ないので、当たり前と言えば当たり前なのだが…(よくアソシエイト通ったなと思う。アマゾンで、沢山買い物しといてよかった)。


 このブログでは労働はオワコンだのと偉そうなこと言っておきながら、アフィリエイトを貼るのはどうかと自分でも思う。ブログに書いた内容に矛盾してるし、何より景観が汚くなる。簡単な図と文章のみの方が美しい。にもかかわらず、アフィリエイトからの収益で悠々自適に生活するという儚い希望を捨てられずに、懲りずにリンクを貼っていくこれが人間の性というやつだろうか?


 「100日後に死ぬワニ」というweb漫画を毎日楽しく読んでいた僕だが、100日目にワニが死んですぐに怒涛のメディア展開が発表された。僕は絶望し、激怒した。あれほど道徳的な雰囲気を纏った漫画を描いておきながら、結局は金かと。叩くコメントをありとあらゆる掲示板に書いて回ったものだ。


 あらゆる芸術は、創作者が金に目をくらませると格段に質が落ちる。だから、どんな面白い記事を書いたブログであっても、商品紹介なんかをしてたら途端に陳腐なものに見えてしまう。とはいえ、人に紹介したくなるような商品(このブログでは主に書籍)が存在するのは事実だし、このブログを通してその良さを知って貰って、読者の人が買ってくれるというのは単純に嬉しいことだ。そういったことを無償で行えたらそれが一番いいのだろうが、僕の手は勝手にアソシエイトのリンクを貼り付ける。言うことを聞かない。これは丁度女の子が、「優しい人が好き」と言いながら暴力的な男と付き合ったり結婚したりするのと似てるだろう。人間は、金に執着することの醜さを知りつつ、それを克服することは出来ないのだ。


 とはいえこのブログからはこれまで1円も収益が発生してないので、有名なだけで中身もないのに儲けている糞ブログよりはよほどマトモだと自負している。そして僕は基本的に自分がしっかり読んでこれはと思った本しか紹介しないし、金がなくて高いものが買えないから高い商品を紹介することもない。電子書籍で購入すれば場所も取らないし、本の紹介というのは良心的ではないだろうか。


 当記事の一番上で紹介しているルドルフ・シュタイナーの「社会問題の核心」では資本主義がオワコンだということを、100年も前に詳しくのでおり、ベーシック・インカムの必要性を説いている。そして、プロレタリアにとって重要なのは虚しい競争に明け暮れることではなく、精神生活を充実させることだと述べられている。100年も前に。


 テレビに出てくるキモいドヤ顔のエコノミスト社会学者とはレベルが違う、本物の哲学者であり社会学者でもあるルドルフ・シュタイナーだが、彼の本はこれから何度もこのブログに登場するし、沢山の本を紹介していく。みんなしっかり読んで資本主義から抜け出し、僕を儲けさせて欲しい。