徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

日記と瞑想~自己観察を通した精神疾患の治療法~

瞑想というと、じっと座って座禅を組んだり、何かをイメージしたりと、何かハッキリしない行為や所作をイメージする人が多いと思うが、瞑想の本質は何かというと、「自己認識」にある。

 

神秘学者ルドルフ・シュタイナーはその著書「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」の中で、自己認識の重要性を説いている。「汝自身を知れ」という格言もあるが、これも自己認識の重要性が説かれているのだ。

 

前述のシュタイナーの著書の中で、具体的な修行法の一つに、「寝る前の5分間、今日一日の間に起きた出来事を逆に辿って思い出す」という修行がある。この修行(瞑想)によって、自分自身を客観的に見つめ、自己認識を深めるというものである。より正確に言うなら、時間の流れを過去へと向けることで、未来から過去へ向かうアストラル体の流れをエーテル体に組み込むことで、肉体・エーテル体を強化させるのだ。

 

何やら複雑なことを言っているようだが、要は「自分を振り返って問題点を修繕する」ようなものだ。勉強でいう間違いノート作成のようなものだと思ってくれればいい。だが、受験勉強において間違い直しノートの作成が極めて有効なように、一日の自分の体験を振り返るのは霊的にも極めていい影響があるのだろう。

 

よく精神疾患発達障害の治療過程に「日記をつける」ことが推奨される。日記をつけることで自分の体験や思考、感情を整理することが出来るのだ。ゆえに、日記をつけることは、広義での瞑想に入るのだろう。

 

かといって、誰にも見られない状態で日記を書き続けるのも難しいと思う。そういった人は、僕のようにはてなで無料ブログを始めたりして、半匿名の状態で始めてみると、面白いことがあるかも知れない。

 

ブログはただの日記と違い、アフィリエイト収入やランキング評価などがなされる。そういった小さなご褒美があると、記事を書くのも楽しくなる。「日記療法」として、興味がある人は始めてみて欲しい。