徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2024-01-14から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡112 凝り固まった悪徳の改善について

1. 君の友人が、君の望む通りに改善され、教化されることを僕も心から願っています。しかし、彼は非常に凝り固まった状態にあり、そして一層厄介なことに、悪徳の習慣により(善き精神が)崩れて、非常に軟弱な状態に陥っています。 僕は自分が取り組んでいる…

セネカ 倫理書簡111 頭の体操の空虚さについて

1. ギリシャ語の「σόφισματαソピスマタ(詭弁)」をラテン語では何と言うのかと、君はお尋ねです。多くの人々がこの言葉の定義をラテン語で決めようとしましたが、定着したものはありません。その概念自体われわれが一般的に受け入れ、用いたものではないの…