徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2023-05-20から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡73 哲学者と帝王について

1. 哲学に身を捧げる人達のことを、強情で反体制的で、行政官や帝王、あるいは公的な管理をしてる人々を軽蔑してると信じることは誤りであると、僕は考えます。というのも、これとは反対に、支配者ほど、哲学者にとって望ましい人はいないからです。それも当…

セネカ 倫理書簡72 哲学の敵としての実務について

1. 君が僕にお尋ねの問題は、以前は僕にとっては明確なことで、深く考える必要はなく、僕は全くそれに通じていました。ですが、しばらく僕はその記憶を試していないので、すぐに思い出すことはできませんでした。僕は、長く開かれなかったため中がくっついて…