徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2023-03-26から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡57 旅の試練について

1. バイアエからナポリに帰る時になって、僕は嵐になるのが容易に予測できたので、海路は避けようと考えました。けれども、陸路はどこも泥濘んでいたので、やはり船旅をしたのではないかと〔人から〕思えるほどでした。その日僕は、格闘選手の受ける運命の全…

セネカ 倫理書簡56 閑静なことと勉強について

1. 勉学のために引きこもる者にとって、閑静なこと以上に必要なものがあるとしたら、僕は死んだ方がましです!そら、あらゆる種類の騒音が僕の耳に鳴り響きます!僕が宿泊してる所は浴場の真上になります。自分の聴力を呪うほども大きな様々な騒音を想像して…