徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2023-04-15から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡64 哲学者の仕事について

1. 昨日君は、われわれと一緒でした。「昨日」だけと言ったら、君は不満に思ったかも知れません。ですから僕は、「われわれと」を付け加えたのです。僕とのことであれば、君はいつも僕と一緒にいますから。幾人かの友人が現れ、彼らのために普段よりいくらか…

セネカ 倫理書簡63 友を失った悲しみについて

1. 君の友人のフラックスが亡くなったことを残念に思います。しかし僕は君が、必要以上に悲嘆に暮れることを望みません。君が全く悲しむべきではないとは申しませんが、もっと善いやり方があります。しかし、そのような強固な不動心は、運命の支配をはるかに…