徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2023-03-21から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡54 喘息と死について

1. 僕の病気は長い間治まっていましたが、突然それがぶり返しました。「何の病気ですか?」と君はお尋ねになる。君がそれを知りたいのはもっともですが、僕は本当に、何という病気か分からないのです。しかし、僕は或る言わば特別な病気に引き渡されました。…

セネカ 倫理書簡53 精神の過ちについて

1. 僕は何でも君の説得に応じます。ですから僕は、君に言われるまま船旅をしました。海が静かで穏やかになった時に出発しましたが、空はどんよりと曇っていて、いつもなら雨や嵐にすぐに変わるものです。それでも僕は、プテオリー*1と君の愛するパルテノメー…