徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2023-01-09から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡26 老年と死について

1. 僕はつい最近君に、僕が老年に近づいているという話をしました*1が、今や、老年を過ぎ去ってしまったのではないかと心配しています。というのも、僕の年齢、あるいは少なくとも僕の体には、別の言葉が相応しいからです。老年期とは疲れた年代を意味するの…

セネカ 倫理書簡25 心の改善について

1. われわれの二人の友人に関しては、それぞれ違ったやり方で対処する必要があります。一方の過ちは正され、もう一方の過ちは完全に潰されねばなりません。言えることは言ってやりましょう。彼*1の心を傷つけることになるかも知れませんが、それが彼に対する…