徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

2024-02-23から1日間の記事一覧

セネカ 倫理書簡124 理性により得られる真の善について

1. 私は君に、沢山の古の教えを伝えることができる、 もし君が逃げることなく、そんな些細な教えでも学ぶことを恥じと思わなければ*1。 しかし君は逃げることも、細かな議論に後ずさりすることもありません。というのも、君の優れた精神は、そのような重要な…

セネカ 倫理書簡123 快楽と美徳の争いについて

1. 僕は夜遅くにアルバ*1にある別荘に到着した時、長旅というよりも旅の不快さのせいで疲れ果てていました。そして用意されていたのは、僕自身だけでした*2。そこで僕は寝台に横たわって疲れを取り除いたのですが、料理人とパン職人〔による食事の準備〕が遅…