徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

結婚して子育てするのはもう時代遅れじゃないだろか。子供は多分、勝手に育つ

 ふとそんな考えが浮かんだ。いや、それだとセックスしまくって子供だけ作って放置する親が増えるという人がいるかも知れないが、これからの省エネ質素倹約必須の時代に、そこまで性欲を爆発させる輩がいるだろうか?


 話は飛ぶが、今の日本の牛肉の消費量はとても多い。もちろんアメリカみたいな国と比べると少ないが、日本は長い歴史の中でそれほど肉を消費する国ではなかった。肉を食べると性欲が異常に亢進する。AVが見たくなる。風俗に行きたくなる。職場の女の子とセックスしたくなる。闘争心が高まる。しかしカロリーベースで計算すると、牛肉1kgを生産するのに10kgの穀物が必要となる。食料不足の原因ってこれだろ、多分。いや僕もサイゼリヤのステーキが大好きだから人のこと言えないが。世界で飢餓に苦しむ人たちは10億人。コロナウイルスで自粛ムードも流行ってるし、ここらで牛肉の消費をぐっと減らしてみてもいいのではないだろうか。


 肉の消費を抑え、資本主義が廃れると、無用な性欲は自然と消えて、子作りも人生の必要な時期だけに行われるようになるのではなないだろうか。そうすると、子供が沢山いて困るなんてことにもならないと思う。


 そもそも子育てに必要な資金って、最低でも食費とネット代くらいのものじゃないだろうか?服は同じのを着ればいいし、大抵の娯楽はネットでほとんど賄える。学歴なんてこれからの時代オワコンだろうし、ネットで自由に勉強すればいい。つまり両親のふんだんな収入に頼った英才教育だのスポーツの習い事だのは不要になってくると思うのだ。


 子育てに両親が不要になると、結婚もいらなくなってくる。実際、シングルマザーは増えているだろうし、既に女の人も結婚なんて合わなくなってるんじゃないだろうか。


 そこで独身税を導入して社会全体で子育てしようって風潮があるが、そんなものも必要ないと思う。元の親から食費とネット代だけ貰って、子供達が自分で勉強して生きればいいと思う。独身税なんかとっても、学校の部活の下らないスポーツ用品なんかに変えられて、運動部が大人しい帰宅部の子をいじめるようにしかならないだろう。だから部活も必要なくなるだろう。


 結婚が必要なくなると、女性が男性を無理に競争に駆り立てることもなくなり、ますます社会が平和になる。性欲は古いものとされ、創造的な仕事や楽しみがますます社会に広まり、人類はつぎの段階にレベルアップするのだ。シュタイナーのいう所の木星紀にあたるのかも知れない。結婚制度というのは資本主義時代の負の遺産になるだろう。


 そもそも既婚者なんてみんな常に若い女の子を求めており、会社でも虎視眈眈と若くて可愛い女子新入社員を狙うオッサンばかりだ。そんなオッサン達が善人面してよきパパアピール愛妻家アピールしてるのは滑稽でしかない。断言するがそんな男はこの世にいない。むしろ既婚者であることがモテアピールになるだろうムフフみたいに考えてることが殆どだろう。別にそれ自体は醜いことではないが、立派な愛妻家や子煩悩を装っておきながら、陰では若い女の子との性行為に勤しむというのは最高に醜いから、誠実に結婚制度というものを無くすべきだと思う。そもそもインターネットが発達して男女両方の性根というか醜さというか、そんなのが赤裸々になった今、永遠の愛を信じようとすることにすら、もはや意味はないだろうし、そんな考えは誠実だけどモテない男への搾取にしか繋がらないだろう。


 結婚制度というのはもともとが砂上の楼閣なのである。資本主義もそうだ。ありもしないものを搾取のために信じさせ、美化することで利益を得ている連中がいたからこそ、作られたものだ。隠すから醜くなる。結婚制度の無理を認め、子供は親から解放しなくてはならない。ついでにいうと、学校からも。そして社畜は会社から解放してあげないといけない。


 そして真に人間的で、永続性のある男女関係というものが、これからの未来では発展していくだろう。木星紀には、性別なんて関係なくなっているだろう。