徒然なる哲学日記

徒然なる哲学日記

日常生活の出来事にたいする考察(セネカの倫理書簡124通の英訳からの訳を公開してます)

反知性主義の台頭

社会人(今はニート)になって分かったことがいくつかある。

 

現在の日本では反知性主義があらゆる所で跋扈してるということだ。職場、教育現場、医療現場などなど…。

 

論理的な思考力よりも、その場のノリと雰囲気でデカい声や威圧的な態度でゴリ押す人間が勝つようになっている。最近はそれが特に顕著だ。

 

自分の権利や待遇の改善を求めるのは何ら悪いことではないが、恐ろしいことに最近の日本人は、論理的に破綻している自分の理論をゴリ押して、自らの権利を主張する輩が増えてしまった。

 

まあ、社会人の評価基準は金や名声、権威や性体験の豊富さなんかであることを考えたら、論理的な整合性なんて必要とされる場の方が少ないのかも知れない。

 

このブログではそういった反知性主義の中にともすると埋もれてしまいがちな知性や道徳、倫理を掘り起こし、記録していくことで、反知性主義がやがてもたらす日本の破滅に備えるのが目的である。

 

神秘学者ルドルフ・シュタイナー曰く、物質文明の進む先は破滅でしかないが、我々にできるのは破滅を阻止することではなく、起きる出来事を目覚めた魂でしっかり認識して受け止めることにあるという。

 

敗戦が約束された戦争における、魂の学びは何であるか?それを探求していきたいと思う。